夢を見た。

どうしてかなんて、わからねぇ。
理由なんて、全く知らねぇ。
でも、アイツは珍しく、俺の夢に登場した。

名を呼べば、何よ、って返事して。
何してんだ、って聞けば、あんたに関係ないって言い返されて。
現実そのまんまの、アイツだった。

俺が面食らってたら。
アイツは、そろそろ行くね、って言って。
俺に何かを押しつけた。

俺が待てよ、って叫んだら。
嫌よ、アンタが追いかけてきたら?って。
アイツ、にこりと笑ってやがった。

目覚めた俺に、パステルの声。
荷物が来たよ、そう言った。
寝ぼけ眼で、部屋を出た。

ラベルには、見覚えのある字。
包みを開くと、大きな箱。
中身はぎっしり、チョコレート。

今日、バレンタインだもんね。
パステルが言って、クレイも頷いて。
良かったね、って俺に言った。

冗談じゃねぇよ。
俺はあいつに会いたいんだ。
モノなんて、どうでもいいんだ。

こんなところにゃいられねぇ。
アイツに会いに行かなけりゃ。
アイツを追いかけてやるんだからな。

追いつくのは、時間の問題。
捕まえるのも、もうじきだ。
待ってろよ、マリーナ。



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