止まない雨音


お前が好きなんだ
はじめてそう言われたのは
数ヶ月前のこと

答えられなかったわたしに
あんたはただ黙っていた

それからは
ほんのたまに
同じ言葉を繰り返される

照れ屋なあんたが
二度も三度も

どうして
答える言葉を
持たないのかしら

答えないといけないのに
言葉が出てこない
考えないといけないのに
頭が動かない

逃げ道を探すように
あんたの言葉を否定しても
真剣な瞳が胸をよぎる

止まない雨に
水かさが増えるように
わたしの心に
あんたの想いがたまっていく

困惑とは別のものが
わたしの心に現れる

降参ね、もうきっと

寄せられていた眉が
平常のものへと戻り
再会したときのように
あんたに抱きついた

止まない雨音に
いつしか心が満たされていたの





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