いつものようにルーミィを寝かしつけて、私は原稿を書いている。
 だけど・・・なかなか進まないんだよね。
 はぁ。
 「ん〜っ!」
 伸びをして、ふと窓の外を見ると、まん丸な月がそこにいた。
 そっか、今日は満月なんだ。


 今書いてるのはその時の事なんだけど、1ヶ月くらい前私たちは冒険中だった。
 そんなに難しいクエストじゃなかった。
 でもずっと暗い洞くつの中で、モンスターも結構でたから、みんな疲れきっていたの。
 やっとのことで洞くつの出口にたどり着いたとき、外はもうすっかり夜になってたみたい。
 
 「みんな、出口だぞ!」
 笑顔でそう言って、私たちを振り返ったクレイの後ろには、とってもキレイで、大きな満月があった。
 私は一瞬息を飲み込んだ。
 だってね、すっごくかっこよかったんだよ。

 あの時のクレイの姿、今も鮮明に思い出せる。
 これから先も、きっとね。



 「ふふっ」
 1人笑って、私は続きを一気に書き始めた。

 なんだか月が大きく見える・・・。
 不思議だね。







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