鳥たちの囁き


ピチュチュ
チチチチチ
ピィーピィー

ノルの声と小鳥たちの声が交互に聞こえてくる。
柔らかい日差しの中のまどろんだ午後。
村から出た少し先の草原で、今日ばっかりはバイトも原稿も忘れてみんなでのんびり過ごしてた。
ノルと鳥たちだけの、わたしたちにはわからない楽しそうな会話が続く。
ルーミィもシロちゃんも興味深々でノルたちの様子を見ていた。
しばらくするとノルが黙って、鳥たちだけで賑やかに騒ぎ始める。
「ノル、鳥は何って言ってるの?」
好奇心に駆られてノルに聞いてみた。
にこにこ笑うノルは、
「クレイがパステルに言う言葉と同じ」
なんて、謎かけみたいなことを言った。
え? どういうこと?
わたしがきょとんとしてるとみんなが笑い出して、なぜだかクレイが赤くなった。
「なになになになに?」
聞いてもノルもキットンもトラップも、笑ってるだけで答えてくれない。
ルーミィとシロちゃんは笑ってるみんなにつられてにこにこしてるけど、意味はわかってないだろうな。
みんながわかってるならクレイに聞くのが手っ取り早い。
クレイは嘘がつけないもんね。
「教えてよ」って服をひっぱると、クレイはわたしの耳元で。
「好きだって言ってるんだよ」
そう、教えてくれた。
愛を囁く小鳥たちの姿にわたしとクレイが重なって、わたしはきっとクレイよりも赤くなった。


END





――――あとがき――――
25400HiTのN.Merryさんのリクエストの「クレパスならなんでもOK♪」です。
今までで一番短い小説ですね。
クレイとパステルはみんなの前で愛をささやいたりはしないでしょうけど、要するにノルは「この鳥はクレイとパステルと同じで両想い」と言いたかった訳です。
本当に大変遅くなりましたが、25400HiTおめでとうございます!!






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