君が照れるから。
俺はわざとトラップに話し掛けたりして
君はお腹ぺこぺこだってさわぐルーミィの元にかけよったりして
あなたの手が暖かいから
少しだけふれただけでも どきどきするんだ。
『手 つないでもいいかな』
なんて思って、手を伸ばしたらホントに触っちゃった。
何か おかしいよね
おかしいよな。
パーティの後ろと前で
同じように照れた顔で笑いあった。
後ろから見てると
青い空に溶けそうなくらいの背中がまぶしい。
不思議だよね。
であったばかりの頃は「頼りになるお兄さん」だったのに。
マリーナに言われた。
『パステルはクレイの時だけ笑顔が違うのね』
『何かね、うーん・・・、女の子なのよ。そういう瞳なの』
『うまくいえないけど。そんな感じ』
ふたりだけの時に ずっとクレイの背中みてると
そのまま倒れこんじゃいそうになったりして。
でも 『前に立たないで』
・・・っていうのも可笑しいでしょ?
でもね
必ず貴方 振り返るんだ。
声もかけてないのに だよ。
何で?
後ろに目がついてるの?
「そんな所にいないでこっちこいよ」
何でかなあ。
くすぐったいね。
クレイの笑顔が。
「どうした?」
「う、うん?別に・・・」
「別にって顔してないけど」
「・・・・・・・・。あのね、クレイは
何で私がいる場所がわかるの かな って」
あちゃ。失敗した。
変な質問したよね。
「わかるさ」
「何で?」
「パステルのいる所 だろ?わかるよ」
「だから何で?」
「何でだと思う?」
「わかんないよ」
クレイ なんて言ったと思う?
私だから。だって。
「じゃあ。私が迷子になったら
クレイすぐ見つけてくれる?」
「もちろん」
「ホントに?」
「信じてないだろ」
「だって」
私は自信ないよ。
クレイがいなくなったら すぐ見つけるどころか
私が自分でどこにいるかわからなくなっちゃうもの。
うん。絶対そう。
それでトラップに「ここにいろ」「動くな」「泣くな」「騒ぐな」って
怒鳴られても自分でうろついたりして・・・
「大丈夫だよ。何とかなるよ」
「う。そんな呑気な」
「だって。今は俺の目の前にパステルがいるから」
「・・・。うん そうだね」
「そうだよ」
ま。いいか!
なんとかなるよね!
もしかして私 クレイの性格うつった?
END
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