−おやすみのあとに−

「おやすみ」
 いつもパステルは眠る前に、みんなに声をかける
 だからおれは、いつもそれに対して笑いかけ、その言葉をかけている
 パステルが夢にうなされないように
 そして、出来るならおれの夢を見てくれたらいいな
 そういう思いをこめて、いつも笑いかける

 今日はメイってコの誕生会に呼ばれていて、帰りがいつもよりずいぶん と遅くなった
 今日はパステルの「おやすみなさい」が聞けないな
 家について見上げれば、やっぱりパステルの部屋の明かりは消えている
 そして、パステルが眠っているのを承知で部屋に入ると
 スヤスヤと眠るパステルがいた
 どうやら夢にうなされてはいないね
 おれの夢を見てくれているかな?
 そう思いながら、そっとパステルの髪に触れた

   いつもは眠る前に、きみに笑いかけるのに
 今日はそれが出来ないから
 今日はおやすみのあとに、
 そっときみの髪を掻き揚げ、額にKISSした

 いつか、おやすみのまえにきみにKISSできればいいな
 そんな風に思いながら、おれはパステルの髪を撫でる

 今日はおやすみといえなかったから
 明日の朝一番に、きみに「おはよう」って言おう

 だから今日は、おやすみ、パステル.....

                              −fin−


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