でも、時間はそれを許さない。
素敵なあなたに、思いを寄せる人が増えて。
わたしは、遠くに追いやられたみたいで。
もちろん、今も仲間ではあるけれど。
それ以上には、なり得ない。
本当は、この境界線を越えてしまいたい。
パーティの一員としてのわたしじゃなくて、
女としてのわたしを、男性として見て欲しい。
でも、今を壊す勇気がなくて。
わたしは、一歩を踏み出せないでいる。
昨日も、今日も、きっと明日も。
*************************
君は、俺の妹みたいで。
俺は、君を守りたかった。
ただそれだけで、満足していた。
でも、時間はそれを許さない。
少女の君が、姿を潜め。
大人の君が、顔を覗かせる。
あどけない笑みに、癒されて。
時折見せる表情に、ただ惑わされる。
君は、少女と女の境界線を自由に行き来する。
俺を優しい微笑で癒す。
だけど、愁いを含んだ瞳は、俺を優しく誘惑する。
どうか、これ以上綺麗にならないで。
もう少しだけ、少女のままでいて。
俺がそばにいられるように。