『あの子には、輝く光があるわよね』
なんて言ってみた。
『お前にゃねぇってか?』
なんて返してみた。
『あんなに真っ白でキレイじゃないからね』
なんて嘆息してみた。
『お前のは仮面なだけだろ』
なんて突っ込んでみた。
『どういう意味よ?』
なんて迫ってみた。
『どんなに繕っても中身は白くてキレイなまんまってこと』
なんて答えてみた。
『あんた熱でもある?』
なんて照れ隠ししてみた。
『いいじゃねぇか、たまには褒めたってよ』
なんて膨れてみた。
『そうね、有難く受けとくわ』
なんてお礼してみた。
『……(いきなりんな笑顔は反則だろ!)』
なんて声も出せなかった。
ほんの一瞬、世界はきらめく。
微妙なふたりの、気持ちのままで。