君がくれた勇気


おれが一番ほしかった言葉を
君はさらりと告げてくれた
あの時の衝撃を
君はきっと知らないだろうな

重くのしかかっていた名前
なくしていた自信
嫌いだった自分

仲間といられることで保っていたものが
目の前に現れた自分によって
跡形もなく崩された

おれがいても
みんなを守ることもできない
おれがいると
みんなに迷惑しかかけられない
何もできないファイターが
致命的な結果を産むかもしれない

逃げたかった
その場からも
みんなからも
自分自身からさえも

君の言葉と
君の笑顔と
君の優しさが
おれを救った

君がいたから、弱音をはけた
君がいたから、弱さと向き合えた
君がいたから、強くなろうと思った

のしかかっていた名前が消えたわけじゃない
なくした自信を取り戻せたわけじゃない
自分を好きになれたわけでもない

それでも
どんなおれでも受け入れてくれる君がいて
おれはおれを認めることができた
君が信じるおれなら好きになれるかもしれないと思ったんだ

君からもらったものはたくさんあるのに
おれはまだ何も返してないよな
だから、これから返しにいくよ

君がくれた勇気をかき集めて
君をイメージした花束を持って
君の部屋をノックしよう
おれの精一杯の愛情を、君に届けるために





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