祈りで願いが叶うなら
努力で祈りが通じるなら
みんなが幸福で
悲しみなんて
なくなるでしょうね
神様はどうして
そうしてくれないのかしら
こいつは知っている
叶わない望みがあることを
誰かの願いを叶えるってのは
誰かが悲しむってことなんだろ
だから無理なんだよ
誰もが幸福になるなんてな
笑顔の裏には誰かの悲しみがあり
喜びの影には誰かの涙がある
そんな当たり前の
なんの慰めにもならない
なんの救いにもならない
そんな言葉しか言えなかった
おれにしとけよ
願いも祈りも努力も
何にもいらねーから
いつだって傍にいてやる
泣かせたりしない
寂しい思いもさせねーから
パーティも
クエストも
どうでも良かった
お前の傍にいられるなら
それが何よりも重要だった
隠してきた想いが
爆発的に膨らんだ
モラルもなにも
知ったことじゃない
強くかたく抱きしめた
全身で想いを伝えるように
お前が逃げてしまわないように
考えさせて
突き放されると思ったのに
強張った身体から力が抜けて
おれに寄り掛かって来た
ゆっくりでいい
想ってきたのと
同じ時間をかけても
想われることに慣れるまで
それが幸福だと思えるまで
今は偽りの恋人でいいから
いつか本当に想われるまで
いつまででも待ってる
その細い腕が
おれの背中に回るまで