例えば、誰かが落ち込んだとき。
例えば、誰かが傷ついたとき。
どうすれば、元気づけてあげられるのか。
どうすれば、笑ってもらえるのか。
考える度に、思うこと。
大人なら、きっとうまくできるって。
彼に話したら。
「そうじゃないよ」ってひとこと。
どうして?って尋ねたら。
彼は笑顔で、こう答えた。
「誰かを助けてあげたいってのは、子供も大人も同じだろ?
大事なことは、その人がどれだけ相手を想ってるかってことじゃないか?」
それから彼は、私を見つめて。
優しい笑顔で教えてくれた。
「俺が元気のないときは、君がいてくれるのが一番嬉しいよ。
何かをしてくれるってんじゃなくて、傍にいてくれるから、俺は元気になれるんだ」
…そんな嬉しい言葉、言われたら。
嬉しすぎて、泣けてきた。
早く大人になりたくて。
ずっと大人に近づきたくて。
あなたを支えてあげたくて。
しっかり守ってあげたくて。
それでも、許してもらえるなら。
もう少しだけ、このままいたい。
…一緒に大人になりたくて。
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