・・・私、ガイナに帰ろうと思ってるの。
どうして?
・・・クレイたちといると、修行にならないでしょ?
そんなことない!!
・・・それにね、
??
・・・クレイより、ギアのほうが好きなの。
そっ・・・そんな・・・っ!!
・・・さよなら、クレイ
いやだ、いかないでくれ!!
パステル!!
まってくれ!
パステル!!
「パステル――!!」
「なっ・・・なに・・・?」
気が付くと俺は、ベットに横になっていた。
パステルは、困惑した表情になっていた。
体がなんだか、だるい・・・・
「まだ、熱もひいてないんだから・・・ ほら、横になって」
言われるがままに横になった。
そっか・・・・俺・・・
昨日、パステルがガイナに帰るっていった瞬間、意識が 遠くなって・・・
(パステルが看病してくれているんだ・・・)
そう思った瞬間、少し、気が楽になった・・・気がする。
でも、ギアがパステルを取ろうとしている。
パステルは、ギアが好きなのか・・・?
そうだったら、しかたないけど・・・・・
俺にもチャンスはまだあるはずだ。
メナース、たのむ・・・俺に輝く光をくれ・・・・
「パステル」
「・・・なに?」
「パステルは、誰が好きなんだ?」
途端、パステルは顔を真っ赤にした。
「・・・・・だよ」
「えっ??」
あまりにも小さな声だったから、おもわず聞き返した。
「だから!クレイだって!!」
・・・・・・
うそだろ??
「・・・ほんとうに??」
コクン
パステルはかわいらしくうなずく。
だったら・・・
俺は彼女を抱き寄せた。
「彼氏を置きざりにしてまで、ガイナに帰ることは、しないよな?」
「・・・・うん!」
安い宿の中で、またひとつ、カップルが出来た。
「私はだまって見守ることにするわ」
屋根の上にいた、恋の女神メナースは、天に昇っていったことは、 俺たちは知らなかった。
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